叢生|矯正歯科、歯列矯正横浜、東京渋谷のスマイルコンセプト

もっと知りたい!矯正のこと
矯正歯科 ホーム > 不正咬合と最適な歯列歯科矯正治療法 > 叢生|矯正歯科、歯列矯正のスマイルコンセプト

叢生(そうせい)ってなに?

叢生

叢生とは、いわゆる“乱ぐい歯”です。
歯が転位や捻転(回転)を起こし重なり合っている状態、いいかえれば、個々の歯の位置異常が起こり、歯がでこぼこに生えている状態です。

叢生の場合の矯正治療

■5歳以下の場合、全ての歯が乳歯の場合(永久歯が一本も生えていない状態:乳歯列期)

乳歯列の場合の“がたがた”は、通常、経過を観察する場合が多いです。
半年に1回定期検診にお越しいただき、歯並びの状態がどのように変化してきているのか、その他に問題が引き起きていないか、などをチェック致します。
ただし、歯並びが、がたがたになっている原因が、何なのかをきちんと調べておく必要があるかと思います。悪い癖、その他によって歯並びが悪くなっている場合などがあります。
この場合、歯並び自体の治療はまだ行いませんが、悪い癖をなるべく止めれる方向に誘導致します。この悪習癖を除去することによって、2次的な不正の防止や歯並びが改善することがあります。

■6歳から10歳の場合(永久歯が数本生えている場合:混合列期)

通常、下の前歯から永久歯が、生えてきます。この段階で、すでに歯がねじれたり、前歯の横の永久歯(側切歯)が裏側(舌側)に生えてしまったり、前歯が、部分的に逆(上下反対の状態)になってしまうことがあります。

治療開始の時期:

Q:矯正治療は、すべての永久歯が生え揃ってから、開始すればよい?
A:答えは、NO です。
もちろん個人差はありますが、すべての永久歯が生え揃ってからでは、遅い場合があります。
悪くなった歯並びを治療するのではなく、悪くなる前に治療をする!ことをお勧めいたします。(不正咬合の程度、年齢によっては、生え揃ってから開始する方もおります。)

通常、矯正治療の開始や管理下に入るにふさわしい時期です。
このような状態になってしまった場合、きちんと現状の状態を専門医に確認してもらう必要があります。通常この時期より矯正歯科医の管理を受けていただくと、将来的にも悪いかみ合わせになりにくいと思います。
またこの時期より矯正を開始すると、永久歯の抜歯を回避しやすい時期でもあります。
抜歯は、“絶対いや”と言うご両親は、この時期までに、ぜひ矯正専門医にご相談されることをお勧めいたします。
アメリカ矯正歯科学会、日本矯正歯科学会では、7才までに専門医の診断を受けていただくことを推奨しています。

治療法:

あなたのお口の叢生になった原因や程度にもよりますが、
ガタツキや逆の歯を改善する方法(通常、治療期間6ヶ月前後)、
あごの発育を誘導する方法(通常、治療機関1〜1.5年前後)などがあります。
通院は、約4週間から6週間ごとになります。

装置:

この時期には、通常の全体的な矯正装置は必要ありません。
もっと簡単な装置で、矯正治療が可能です。
歯の裏側につける装置(固定式の装置)や、マウスピースのような取り外しの出来る装置(在宅時のみ使用。外出中は必要ありません。)を使用する方がほとんどです。

■11歳以上25歳未満の場合(永久歯列期)

全体的に歯並び・噛み合せを治療する方法と、部分的に気になるところだけ治療する方法があります。
叢生の原因、程度のよって多少変化致しますが、通常全体的に治療する場合、全体的な矯正装置(いわゆるブレース)が必要になります。

治療法:

1.あごの大きさと歯の大きさのずれが、比較的小さい方(ガタツキの小さい方)
永久歯の抜歯は行わない場合が多く、すべての永久歯がしっかり並び、かつしっかりかみ合うように誘導します。治療期間も通常の方(2〜3年)よりも比較的短期間に終了する場合が多いです。(約1〜1.5年)

2.あごの大きさと歯の大きさのずれが、比較的大きい方(ガタツキの大きい方)
すべての永久歯が現在のあごに並びきるかどうかは、精密検査を行って判断します。現在のあごに、今生えている歯がすべて収めることが出来ず、あごの骨から歯が溢れかかっている状態の場合、永久歯の抜歯が必要になる方もいます。
だだし、通常の矯正治療法に加え、その他に付加的な装置(例インプラント併用法)を併用することにより、歯の抜歯を回避できる方もいます。治療期間は、約2年前後。インプラント併用法の場合、治療期間の短縮が可能な場合もあります。

■おとなの場合 [20代後半以上](成人矯正)

おとなの場合、基本的治療法や装置は12歳以上25歳未満の場合と同一ですが、次の点に注意してください。

矯正治療は、基本的には、おいくつになってからでも開始することは可能です。
ただし、歯周病などが罹患している状態でそのまま矯正治療を開始してしまうと、歯周病が悪化してしまうことがあります。逆に、歯周組織がよくコントロールされた状態で歯列矯正を行うと、歯槽骨(歯ぐきの下の骨)の状態や歯肉が良好になること、プラークコントロールがしやすく、また噛み合せが安定して、歯がもちやすくなることなどが報告されています。
成人矯正の場合、歯周病の問題をどのように対応するのかで、治療の効果は、全く逆のものになってしまいます。「自分は歯周病なんか大丈夫」と思っている方も多いと思いますが、歯周病は20代後半より程度の差はありますが、何方でも罹患をしているというデータも存在します。いわゆる国民病、生活習慣病です。
また、歯周病は全身疾患との関連性が強く、妊婦への悪影響(未熟児など)、糖尿病や心疾患への悪影響など様々な悪影響を及ぼすことが最近わかってまいりました。
矯正治療を開始する前に、きちんと歯ぐきの専門家のチェックを行うことが必要です。

治療開始の時期:

歯周初期治療終了後

ページの先頭へ